Gibson J45 後編
接着面の整地
◯ブリッジをボディに仮付け
◯新しいブリッジのアウトラインをナイフで罫書く
◯各種刃物を使って接着面を整地
新規ブリッジ作製
◯スロープ・カーブの位置を罫書く
◯ブリッジ両端をフライス加工
◯スクレーパーでスロープを切削
◯製作過程では重量も比較おきます
◯表面を研磨して完了
ブリッジの接着
◯非常にうまくいきました
◯リーマーでピンホールを切削
◯カッターで面取り
◯この時点ではおおまかに切削
◯弦の導出口を切削
◯仕上げ
◯弦を仮付けしながらピンホール・面取りの深さを調整
◯ネジ類などのパーツはすべてオリジナルを使っています
◯オイルを塗布して完了
ナット交換
◯こちらも凄かったです
◯接着剤の量が何層にも重なっていました
こういった場面にでくわすたび、わたしたちの積年の技術やこだわりの矮小さを思い知らされます。
◯ナットをブランクから作製
◯取り付け
完了
なにせブリッジが「浮いた」状態で長年使用されてきたこのギター。
当初から懸案であった音質の変化も許容内で安心しました。
若干高音弦がブーストされたような音色で違和感がありましたが、数週間後には落ち着いた様です。
ブリッジの傾斜と隙間のアイディアも喜んでいただけた様で、今後安心して演奏していただけたらと思います。
たいへん勉強させていただきました。