Gibson J50 ADJ
近年もののGibson J50ADJ(アジャスタブルサドル)。
開放弦でのビリつきと低音弦フレットを押さえた時の共振音があるとのご相談。
ナット交換とフレットすり合わせにて修正していきます。
フレットすり合わせ
◯打音チェックをしながらフレット浮きがないことを確認
◯すり合わせ箇所をマーキング
◯指板Rをゲージにて確認
◯部分的にすり合わせをした後に全体をすり合わせ
◯低音弦、12フレット近辺が高くなっていました
◯フレット頂点の成型(クラウニング)
◯研磨
◯途中で弦を張り、確認しながら何度か研磨を繰り替えす
ナット
◯ナットを取り外す
◯専用ノミで接着剤を削る
◯専用ヤスリで接着面を整地
◯ナットをおおまかに成型
◯クランプして接着
◯弦の溝を切削
完了
ご要望につき細い弦で弦高を低めにセッティングしました。
すり合わせの効果があり、ローフレット〜ハイフレットまで音詰まりも無くとても小気味良く鳴っています。
しばらく弾いていなかったとの事ですのでこれを機に弾き込んでいただければと思います。