Danerectro Long Horn

ビンテージDanerectro Long Horn
オリジナルのLong Hornギターです。構造はショートスケールでボディはメゾナイトのホロー構造なので非常に軽い楽器です。

トグルスイッチの取り付け

同シリーズのバリエーションにあるトグルスイッチの増設のご依頼。
動作もオリジナルと同様に、
◯1=通常のトーン回路
◯2=トーン回路をバイパス
◯3=ハイパス（=ローカット）
レイアウトもオリジナルに準ずるとの事。参考画像↓

トグルスイッチの取付位置はなんとかなりそうですが、この空間だと高さがいっぱいかもしれません。

トグルスイッチのレイアウト

◯画像を参考に位置決め
◯ドリルで下穴をあけてリーマーで拡張
◯MDFに似たメゾナイト製なので刃を押し付けると崩れてしまいます。慎重に穴を拡張

アッセンブリー

◯SPDTトグルスイッチを取り付ける
◯高さがいっぱいですが端子を一部カットして無理なく入りました
◯ハイパスコンデンサーを取り付けて結線
◯その他ハンダも修正しながら結線
◯アース線も積極的に取り付けます
◯完了

フレットエッジの修正

◯フレットエッジが引っかかって手が痛いとの事
◯エッジヤスリで角を取りゴム砥石で仕上げる

安価な材料と構造。ピッチは不安定、フレットもナットも消耗が激しくまさに「板っきれに弦を張った」という体裁。

何故これほどまでに魅力的な音がアンプから出てくるのか。まったく考えさせられます。