Fender JPN 65JazzMaster【後編】
塗装
塗膜の剥離
◯ヒートガンにて大まかに剥離
◯ポリッシャーにて細かく剥離
◯さらに木地調整
◯ネックも同様に剥離
下地層の塗装
◯目止め材の塗布
◯サンディングシーラーは大柄なアッシュ材の凹凸を残しつつ薄く層を作る
着色
◯ホワイトの層
◯濃いブラックの層のあとラメを試し吹き
◯徐々にラメを敷き詰める
◯透過するブラックの着色クリアでラメの分布と輝度を徐々に調整していく
◯乾燥後研磨
◯ネックもマルチレイヤーで奥行きを出す
◯画像は塗装前と塗装後
アッセンブリー・パーツの組み込み
ブリッジについて
◯ブリッジポストを固定する樹脂製のブッシュを採用(アンカーとスタッドの隙間を無くすパーツ)
完了
最初に。結果的に某アーティストモデルに似たカラーリングになりましたがこれはのちに知った事でまったくの偶然。
そもそもこちらがご提案した新色のギャラクシーブラックカラーから始まったプロジェクトでした。
今までJM/JG/MGの宿命的な問題は独自の加工方法で対処してきましたが、今回は数点の気ラクなパーツのみで外観と弾き心地を犠牲にすることなく解決できたところも大きなポイントでした。
音質もまるで今まで数多く経験したJazzMasterの集合体のようにまとめられて個人的にたいへん嬉しく思っています。
各地のステージで轟かせてください。